開発環境を考える

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では退路を確保したところで、冒険に出てみよう。(←大げさな)

このカテゴリでの条件は、先述のとおり次の3つである。
・無料で準備できる
・ゲーム用のライブラリを使わない
・ランタイムを必要としない

また、作成したものを配布するためには、ライセンスを考慮する必要がある。
ライセンスといっても様々であるが、端的に言えば
「作成した実行ファイルを配布しても法律上・社会通念上、問題にならない」ようなものであればOKだ。

気を付けなければならないのは、GPLライセンスのように、
「そのライブラリを用いて作成したソフトウェアは、ソースコードを含めて公開しなければならない」ような
厳しいライブラリを使用してしまうと、
ソースコードを非公開としたいソフトを作ることができなくなってしまうことだ。
(厳密にはやや異なるかも。解釈が難しいライセンスなので)

一般的には、有償の開発環境で開発したソフトウェアは、
(条件付きの場合もあるが)ソースコードを非公開として配布することができる。
無償の開発環境でこの条件に合致するものは、実は数えるほどしかない。

有償・無償を区別せず、昨今のC++言語用開発環境をまとめてみよう。

No.開発環境名有償/無償開発したソフトの配布64bit対応(開発側)64bit対応(動作側)認知度
1Microsoft Visual C++両方あり(※1)対応対応(※2)
2Embarcadero C++ Builder有償対応対応(※3)
3Borland C++ Compiler無償非対応(※4)非対応
4MinGW無償対応対応
5Qt両方あり(※5)(※5)不明不明不明

※1:
 Visual C++ Expressは無償。インストール後30日以内に製品の登録が必要。

※2:
 Visual C++ Express単体では64bitアプリケーションを開発できないため、
 Windows SDKと合わせて利用する。こちらも無償。

※3:
 エディションによる。高価なエディションほど(以下略)

※4:
 64bit環境で動作しないとされているのは、提供元が動作を保証していないという意味で、
 実際には動作する可能性もある。(未検証)

※5:
 製品ライセンスは有償。オープンソース版は無償。
 オープンソース版はLGPLライセンスのため、条件により開発したソフトのソースコードも公開する必要あり。


64bit対応(開発側)とは、64bitのOSで開発環境が動作するということ。
64bit対応(動作側)とは、64bitアプリケーションが開発できるかということ。

なぜ「認知度」なんて項目があるか?
そりゃ、困ったときにググればどれほど頼りになる情報が手に入るか(ry

そんなわけで。
無償で入手できて、開発したソフトをライセンスを気にせず公開できて、
64bit対応なのは、VC++とMinGWくらい。

ググった感じではVC++派が多そうな気がするんだが、
なんとなく個人的にMSのお世話になりたくないので(Windows使ってる時点で世話になってるけど)
・まずMinGWでチャレンジ
・どうしようもなくなったらVC++のお世話になるかも
くらいの気持ちで行こうかな。

では次回から開発環境を準備してみよう。

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